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Android入門その1:Android 4.4 開発環境構築

とりあえず始めるための諸々

ゼロの状態から JDK, Eclipse, ADT, Android SDK の準備などなど。
初学者が読むことを想定し、他の記事よりもやや前提のレベルを落としてあります。

ちょっと記事が大きくなってしまったので、複数回に分けます。
今回は Android 4.4 環境の最低限の準備、まで。

前提

基本的に開発環境のOSは問いません。
が、自分が Windows 7 (64bit) を使ってるので、若干それに依存した説明が混ざります。

注意事項

基本的なことですが。
ディレクトリ名には半角英数字以外を使わないようにしましょう。
Windows の (またはその他OSの) ユーザ名も半角英数字が好ましいです。

日本語パスはトラブルの元です。「ダメ、絶対」とは言わないけど「危ない、たぶん」。

良い例

C:\eclipse

悪い例

C:\Users\小林\Desktop\eclipse

用語まとめ

ざっくり。説明になってない説明ですが。
3文字略語がいっぱいあって、最初はちょっと混乱するかもしれません。
無理に覚えなくて OK。わかんない言葉が出てきたらここに立ち戻れば良いです。

  • SDK … Software Development Kit。いわゆる開発キット。API群。
  • APIApplication Programming Interface。プラットフォーム固有の命令群。
  • Java SE … Java Standard Edition。一般的にJavaと言われたらコレ。
  • Java EEJava Enterprise Edition。企業向け。
  • Java ME … Java Micro Edition。組込向け。
  • JDKJava Development Kit (Java SE Development Kit)
  • JREJava Runtime Environment
  • ADT … Android Development Tools (a plugin for the Eclipse IDE)
  • EclipseJava開発用のIDE環境。
  • IDE … Integrated Development Environment。統合開発環境
  • Workspace … プロジェクト群を置く場所。
  • Project … プロジェクト。ひとつのアプリを構成するためのソースとか諸々がここに含まれる。
  • Android 4.4 … 新しい。API 19。コードネーム: KitKat
  • Android 2.3.3 … 古い。エミュが軽い。API 10。コードネーム: Gingerbread。
  • AVD … Android Virtual Device。エミュレータ
  • スワイプ … デバイスの表面を指でシュッってやる操作。
  • HAXM … Intel Hardware Accelerated Execution Manager。エミュを高速に動かすモノ。
  • LogCat … 実機またはエミュレータから出力されるログを表示するモノ。

(1) JDK をインストール

JDK (Java SE Development Kit) を入れましょう。
現時点だとバージョン7 (7u51) が無難です。

上記ページにて、各種OS用のJDKインストーラが配布されています。
Windows 7 (64bit) 環境上であれば、jdk-7u51-windows-x64.exe あたりをダウンロードしてインストールしましょう。

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インストール先ディレクトリを変更する必要はありませんが、どこのディレクトリに何がインストールされるかくらいは把握しておきましょう。

バージョン確認

プロンプトにて。

> java -version
java version "1.7.0_51"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_51-b13)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 24.51-b03, mixed mode)

「1.7.xxxx」というのはつまりバージョン 7 のことです。これで合ってます。ややこしいですね。時代の名残です。厳密にはこれはJDKのバージョンではなくJREのバージョンなのですが。まぁとりあえず想定通りのバージョンが確認できればOK。

(2) EclipseSDK と ADT を設置

まず Eclipse が必要です。
さらに Android SDK (Software Development Kit) が必要です。
さらに ADT (Android Development Tools) という Eclipse プラグインが必要です。

都合の良いことに、最初から SDK と ADT が入ってる EclipseGoogle から配布されています。

Windows の場合であれば、
「Download the SDK
ADT Bundle for Windows
というダウンロードリンクからZIPを入手しましょう。
現時点だと adt-bundle-windows-x86_64-20140321.zip というファイルが入手できます。

入手した ZIP を適当な場所に解凍します。
場所に迷うようなら「C:\」直下で良いです。

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これについてはインストールという概念はないです。とりあえず ZIP 解凍してフォルダ適当に置けば OK。「C:\adt-bundle-windows-x86_64-20140321」というフォルダができたという前提で話を進めます。

Eclipse 実行

C:\adt-bundle-windows-x86_64-20140321\eclipse\eclipse.exe を直接実行します。
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起動中画面。
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ワークスペースを聞かれます。どこでも良いですが今回は「C:\workspace」にしてみます。
ディレクトリは自動で作成されます。
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"Contribute Usage Statics?"
これはどっちでもお好きなほうで。Google に諸々の情報を提供するかどうかの選択。
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Welcome画面。この画面邪魔なんで消します。
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とりあえずこんな画面になれば OK。
f:id:kobake:20140415200115p:plain:w400

(3) プロジェクトを作成

環境は整いました。Androidプロジェクトを作ってみます。

[File] - [New] - [Android Application Project] から。
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Application Name を入力。それ以外は自動で入力されるのでそのままで OK。
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残りの画面は全部そのままで全部「Next」押していけば良いです。
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f:id:kobake:20140415205014p:plain:w300
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プロジェクトができました。「appcompat_v7」というプロジェクト (※1) も付随して作成されます。
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最初はいくつかエラー(赤い×)が出ます。
焦らずにしばらく待ちます。1分くらい待ちましょう。
マシンのスペックが弱ければ5分くらい待ちましょう。
だんだんエラーが減っていきます。
裏側で Eclipse ががんばってくれています。

エラー(赤い×)が消えた図。
警告(黄色いビックリマーク)は残ります。これは無視して良いです。(今のところは)
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この時点で実はプロジェクトのビルドが済んでいます。
アプリケーションを実行する準備ができました。

(※1) プロジェクト作る毎に「appcompat_v7_*」がどんどん増えます。これさすがに不具合っぽいのでそのうち直ることを期待。

(4) エミュレータ (AVD) を作成

アプリケーションを実行するための「場所」が必要です。エミュレータ (AVD) を作ります。

注意

先に言っておきますが Android 4.4 のエミュレータはめちゃくちゃ重いです。

  • 悪いことは言わないので実機持ってる人は実機を使いましょう。(導入方法はググれば出ます。本ブログでもそのうち解説します)
  • もしくは HAXM を導入しましょう。(導入方法はググれば出ます。本ブログでもそのうち解説します)
  • もしくは古いバージョン (2.3.3) の AVD を使いましょう。(導入方法はググれば出ます。本ブログでもそのうち解説します)

今回はとりあえず最も基本的な流れを確認するために、重いエミュレータを我慢して使う手順を紹介します。

重いのを覚悟して進む

[Window] - [Android Virtual Device Manager] から。
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Android Virtual Device Manager」というウィンドウが開くので、その中の「Device Definitions」タブを開きます。エミュレータの元になる機種名一覧が出ます。好きな機種を選び、「Create AVD」を押します。
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「Create new Android Virtual Device (AVD)」というウィンドウが出ます。
「Skin」は「Skin with dynamic hardware controls」を選んでおきます。
実はこれの意味よく分かってないんですけどね。僕の環境ではこれで大丈夫でした。(ちゃんとした情報仕入れ次第更新します)
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エミュレータ (AVD) が作成されました。「Android Virtual Devices」タブに自動で切り替わります。
作成したエミュレータ (AVD) を選択した状態で、右側の「Start」ボタンを押すとエミュレータが起動します。
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「Launch Options」っていうのが出たらそのまま「Launch」押せば良いです。
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エミュレータ起動中。ここは1分以内で終わると思います。
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エミュレータの中の OS 起動中。Android のロゴがゆらゆらとグラデーションしてます。
この画面がひたすら続きます。10分くらい続きます。(誇張ではありません)
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やっと OS が起動しきりました。
鍵マークを適当な方向にスワイプするとホーム画面が登場します。
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初回はガイドが出ます。OK 押して進みます。
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ホーム画面の登場です。
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(5) エミュレータ (AVD) で実行

立ち上げたエミュレータは閉じないでおこう

上記手順でエミュレータ (AVD) を立ち上げた状態を保っておいてください。
間違って「X」ボタン押してエミュレータを閉じてしまおうものなら、またエミュレータが必要になったときに10分以上の長い起動時間を味わうことになります。

アプリケーションを実行してみる

さきほど Eclipse 上で作ったプロジェクトを、エミュレータ上のアプリケーションとして起動してみます。

Consoleビューで経過を確認することにしましょう。Consoleビューが見つからない場合は
[Window] - [Show View] - [Console] を選択。
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Consoleビューです。
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プロジェクトを選択状態にして、ツールバー上の「Run」ボタンを押します。
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初回起動では起動の仕方を聞かれます。「Android Application」を選択しましょう。
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起動中です。Eclipse の右下がゆらゆら反応します。
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Consoleビューの流れです。「Uploading」「Installing」で少し時間がかかりますが、こんな感じに「Success!」「Starting activity …」「ActivityManager: Starting: …」のような表示が出るまで待ちましょう。
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もし「Auto Monitor Logcat」という名前のウィンドウがてきたら、「Yes」が選択されていることを確認し、そのまま「OK」を押して進みましょう。
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Eclipse が手前にあるとエミュレータが隠れていて気づきにくいのですが、エミュレータの画面が切り替わります。アプリケーションが起動されました。
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とりあえず今回はここまで\(^o^)/