概要
- 拡張(Extension)数
- タブ数
- メモリ使用量
について、それぞれの関係性を調べるために種々の測定を行いました。
とりあえず今回測定したデータが以下になります。
※「--renderer-process-limit」については
前回の記事「Chromeプロセス数を減らしてメモリを節約する」を参照のほど。
以下、分析。
検証環境について
Windows7 64bit / Chrome 27.0.1453.116 m
拡張については以下の9つを普段使っていますが、これらをひとつひとつ減らしながらデータをとりました。
- Allow Right-Click
- HTTP Headers
- JP nengo replacer
- JSONView
- Proxy SwitchySharp
- RSS Subscription Extension (by Google)
- Taberareloo
- Xdebug helper
- はてなブックマーク GoogleChrome 拡張
拡張(Extension)数が与えるメモリへの影響
拡張数が増える毎に、Chromeの初期状態(タブ1つ)のメモリ使用量がほとんど均等に増えていることがわかります。
これは半分想像ですが、拡張それぞれにレンダープロセスが割り振られるためと思われます。(実際に chrome.exe プロセスの数は拡張の数だけ増える傾向がある)
タブが増えたときのメモリ使用量の増加勾配にはそれほど変化はありません。
レンダープロセス制限によるメモリ影響
■Chrome初期状態(タブ1つ)のメモリ使用量
それほどメモリ使用量は変わらないことが多い。
ただし、インストールしている拡張数が多い場合には影響を大きく受ける。
拡張それぞれに専用プロセスを割り当てずに
プロセスをうまく使いまわしているようだが、詳細な仕組みは謎。
■タブ増加にともなうメモリ増加の勾配
プロセス数を制限しないモードよりも緩やかになっている。