概要
Android 3 移行のエミュレータはとても動作が重いので改善が必要。
Intel が提供している HAXM (Intel® Hardware Accelerated Execution Manager) を導入することでエミュレータの動作速度を改善する。
HAXM のインストーラを入手
Android SDK Manager により HAXM を Install する。
この中では「Intel x86 Emulator Accelerator (HAXM)」という表記。
ライセンス同意を忘れずに。
ここでいう Install は、「HAXM のインストーラを入手する」という意味なので注意。
Android SDK Manager の Install が完了しても、HAXM のインストールが完了したわけではなく、HAXM のインストーラが入手できただけにすぎない。
HAXM をインストール
で、インストーラが入手できたわけだが、どこにそれがあるかというと、
{adt-bundle-~}/sdk/extras/intel/Hardware_Accelerated_Execution_Manager というフォルダができていて、その中に intelhaxm.exe という実行ファイルが設置される。これがインストーラ。
階層が深いのでファイル検索で探すほうが楽かも。
これを実行してインストーラの指示に従う。
VT not supported なエラー
以下のようなエラーが出る場合、BIOS の設定で Virtualization Technology を有効にする必要があります。使用している PC によって設定の仕方が違うので、そこは各自で情報探しながらがんばる。
This computer does not support Intel Virtualization Technology (VT-x). HAXM cannot be installed.
Please refer to the Intel HAXM documentation for more information
HAXM を適用するエミュレータを作成
Intel の技術なので、エミュレータも Intel のコアを持つ必要がある。
Android SDK Manager により Intel のイメージを入れる
Intel のイメージが入っていなければ、Android SDK Manager からインストールする。
ライセンス同意を忘れずに。
Android Virtual Device Manager でエミュレータを作成・起動
Android Virtual Device Manager の「Device Definitions」タブにて、元になる型番を選択し
詳細を入力。CPU は Intel の項目を選択する。
「Android Virtual Devices」タブに新しいエミュレータが作成される。これを選択して「Start」を押下。
起動中。「HAX is working and emulator runs in fast virt mode」と表示されればOK。
起動の仕方によっては Console 側にログが流れることも。
こちらも同じメッセージ。(赤いから目立つ)
HAXM が有効であれば、エミュレータが立ち上がり切るまでに30秒もかかからない、はず。